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色で分かる3タイプの傷跡|傷跡の種類

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傷跡には色を見て大きく分けて3タイプに分けられます。
それぞれの特徴と対処法をまとめてみました。

赤い傷跡

赤い傷跡の代表的なものは、腹部、胸部や出産の帝王切開の手術後の傷跡などが挙げられます。
1本の線状だった傷跡が、赤く盛り上がってしまうことが多いようです。
他にも、BCGの注射跡に見られる肩や腕の傷跡、ピアスを開けた耳、ニキビ跡でも、体質的に赤く盛り上がる人もいます。
傷跡が赤く見えるのは、炎症が起こっているからです。
そのために、かゆみや痛みが伴う場合が多いです。
これらの症状を、ケロイドとか肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)と言います。

赤い傷跡の治療について

治療法には大きな瘢痕の場合、手術もありますが、それ以外にも様々なものがあります。
飲み薬、抗炎症剤であるステロイドがついているテープなどによる貼り薬、リンデロンRをはじめとするステロイド軟膏・クリームによる塗り薬、ケナコルトなどの注射、レーザー治療などがあります。
もう治らないと諦めずに、ケロイド外来や傷跡外来のある大きな病院へ相談してみると良いでしょう。
現在では様々な治療法があり、治療できる場合がほとんどです。

黒い傷跡

黒い傷跡は、長く続く炎症により、傷口周辺のメラノサイト(メラニン色素をつくる細胞)が活性化してメラニン色素を過剰につくり、黒く見えるようになったものです。
年齢に関係なく、傷跡を無防備に紫外線に当たり続けると黒くなります。

黒い傷跡の治療について

黒い傷跡を改善するには、紫外線カットを徹底しましょう。特に夏場はこまめにUVカットクリームを塗ると良いです。
紫外線に気をつける生活を続けていれば、黒みの改善が期待できます。
それでも傷痕が気になる場合には、傷痕外来や形成外科、美容外科などを受診してみて下さい。
レーザー治療、飲み薬、塗り薬等の治療が行われます。

白い傷跡

白い傷跡「成熟瘢痕(せいじゅくはんこん)」と言います。
時間を経て、炎症は消えているのですが、傷の影響で皮膚にメラニン色素をつくる細胞が極端に少なくなっており、白い跡になって残ってしまっている状態です。
炎症が消失している状態なので、病院での外科的に治療は断られることも多いようです。

白い傷跡の治療について

形成外科でのフラクショナルレーザーを使ったレーザー治療によって傷跡を目立たなくするなどの処置が可能です。
擦り傷、切り傷、リストカットの傷痕もこのレーザー治療で改善が見込めます。
リストカットの傷跡や、ためらい傷などでお悩みの方は、形成外科、美容外科でのレーザー治療がおすすめできます。

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